こんにちは。税理士法人タクトの職員、鈴木美耶と申します。
皆様はカーボンニュートラルという言葉をご存知でしょうか。カーボンニュートラルとは、CO2の排出量とCO2吸収量を同等にし、実質CO2排出量をゼロにすることを指します。
政府は2020年10月に、2050年までにカーボンニュートラル実現を目指すと宣言しました。そのカーボンニュートラル実現に向け、社会をとりまく環境そのものを変えていこうとする取り組みについて「グリーントランスフォーメーション」と呼んでいます。今回は浜松市が行っている「浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金」についてお話させていただきます。
「浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金」とは、浜松市内の中小事業者等のコスト削減や省エネ効率の向上の取り組みに対し補助金を交付するものです。コスト削減や省エネ効率の向上の取り組みと聞くと規模が大きなものに感じますが、例えば蛍光灯をLED製品に替える取り組みも条件を満たしていれば補助金の対象となります。また、令和4年4月1日以降購入したものであれば事後申請も可能ですので、すでに購入済みのもので補助金の対象となるものがないかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
まず、補助対象者の条件は下記の通りです。
引用:浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金 案内チラシ
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxzentai.pdf
いずれの申請においても上記に該当していることが補助対象の条件となります。
個人事業主の方についてはご自身が浜松市内に住民票登録されていることが要件となりますので、浜松市外にお住まいで事務所が浜松市内にある場合は対象外となります。
しかし下記で述べている【補助率および補助金の額】の項目No.4、5の補助を受ける場合については、浜松市内に住所を有していない場合でも対象となります。また、No.4については認定農業者又は認定新規就農者であること、No.5についてはFSC認証取得事業体等であることも別途条件となります。
続いて、補助金の対象となる内容及び補助金額は下記の通りです。
引用:浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金 案内チラシ
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxzentai.pdf
このように内容によって補助率や補助の上限・下限額が決められています。補助下限額が決められているものについては、支払った金額(税抜)が補助下限額を下回ると補助の対象外となります。またポイントやクーポン、金券、商品券等で支払った部分は補助の対象外となりますのでご注意ください。
なお、すでに市・県・国などによる別の補助支援等を受けている取り組みについては重複してこの補助支援を受けることができません。
また、複数の内容による申請は、補助額の上限額に達していなければ追加申請を行うことも可能です。
最後に、申請受付期間および補助対象期間は下記の通りです。
引用:浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金募集要領
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxyoryo.pdf
今回事前申請と事後申請がありますので、資金繰り等を考慮した上で購入を検討することが可能です。また、最初に申し上げました通り令和4年4月1日以降の購入であれば事後申請として補助を受けることができます。
申請期間は令和5年2月28日までと少し先のように感じられますが、予算上限に達した等の理由により申請受付を早期に締め切る場合もあると書かれておりますのでお早めの申請をおすすめします。
ご不明点、ご相談等ございましたら当事務所まで気兼ねなくお問い合わせください。
参考:浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金 案内チラシ
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxzentai.pdf
浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金募集要領
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxyoryo.pdf
浜松市中小企業等グリーントランスフォーメーション支援補助金に関するFAQ
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/146514/gxfaq.pdf