こんにちは 税理士法人タクト 職員の久保田孝保です。
適格請求書等保存方式「インボイス制度」開始まであと半年を切りました。開始までに行っておく事前準備の確認を確認しておきましょう。
今回の内容は2022/09/06「免税事業者の皆様、インボイス制度の対応は進んでいますでしょうか?」の続編となります。
いよいよ令和5年10月1日から始まるインボイス制度でありますが、インボイス発行事業者登録申請はしたけど、その後の事前準備はして頂いていますでしょうか。
適格請求書発行事業者の情報は以下国税庁ホームページにて確認ができます。
国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト
また、インボイス制度が始まるまでに検討、確認すべき事項をあげると以下となります。
買手としての事前準備について
- 仕入れ先から受け取る請求書等が記載事項を満たしているか確認し、必要におうじて仕入先と相談
- 受け取った請求書等をどのように保存・管理するか検討
- 帳簿への記載方法や会計ソフトへの入力方法を検討
- 2割特例や簡易課税制度を適用するかを確認
- 自社仕入れ、経費についてインボイス制度が必要な取引か検討
売手としての事前準備について
- 取引ごとにどのような書類を交付しているか確認
- 交付している書類等についてどう見直せばインボイスとなるか検討
- 売上先に登録を受けた旨やインボイスの交付方法等を共有
- インボイスの写しの保存方法や売上税額の計算方法を検討
- 必要に応じて価格の見直しも検討
あと5ヶ月間で最低でも上記の事前準備として確認すべき事項があり、その内容を検討確認することを会社全体で取り組んでいく必要があります。
上記以外細かい内容について、インボイス制度への事前準備の基本項目チェックシートを使い早急にチェックしていただければと思います。
インボイス制度は待ったなしで始まりますので行い、事前準備をしっかり、インボイス制度開始からしっかりと対応できるようにしていきましょう。
ご不明点・ご相談等ございましたら、ぜひ税理士法人タクトまで気兼ねなくお問い合わせ下さい。